真打昇進おめでとうございます

ある落語家さんの真打昇進披露宴のゲストとして演奏する機会をいただきました。今回は8名でにぎやかにお祝いの舞台を盛り上げます。大勢で演奏のお仕事がある時は、控え室でが楽しいです。他愛もないおしゃべりや情報交換が楽しいんです。着付けもしなくてはいけないし、演奏する曲目や順番、音の高さも確認しなくてはいけないので、結構忙しいんですが、なんとなく楽しいです。

 

全員で音を合わせて練習することはありません。たぶん控え室で大きい音を出すことができないためだと思います。そこはちょっと不安、というか緊張します。本番の舞台の上では、かなりの集中力が必要です。今回も曲の順番を聞いて、紙に書いてテーブルの上に置き確認するだけでした。

 

今回披露宴に呼んでくださった落語家さんがご挨拶にみえました。本日はおめでとうございます、と言うと、「いやあ、おめでたい気持ちは今日だけで、明日から大変ですよ」とおっしゃいました。そうかもしれません。一人前になった証のお名前を頂戴した後からが本当の修行がはじまるのかもしれません。これからも修行の毎日ですね。私たちもがんばります。